<経歴>
・首都圏の数か所の犬のようちえんにて勤務
・各種イベントなどにてセミナーやグループレッスンなどを担当
・企業様向け犬用商材のアドバイス
・ペット情報サイトにてコラムの執筆
・麻布大学 応用動物心理学実習 非常勤講師
・イギリス各地域のトレーナーとの交流
・アメリカSF SPCAにてトレーニングクラス視察
・犬と人のための大型複合施設WANCOTT立ち上げアドバイザー
・同施設立ち上げメンバー、並びにトレーニングマネージャー、
アクティングゼネラルマネージャーとして従事
第一種動物取扱業
事業所名称:Dogtraining FifyMimy
動物取扱責任者:宍戸 瑞貴
事業所:横浜市都筑区北山田2⁻2⁻27
登録番号:83⁻0280(訓練)/83⁻0279(保管)
登録年月日:令和5年5月8日
※メインエリアを横浜に移動のため再取得
有効期限:令和10年5月7日
About FifyMimy
ドッグトレーニング フィフィーミミー
~犬の気持ちがわかる家族になるためのトレーニング~
【Mizuki Shishido(ししど みずき)】
・CPDT-KA(米国認定ドッグトレーニングインストラクター)
・ペット栄養管理士
・ペット食育士1級
・DDCTS(ドッグデンタルケアトレーニングソサイエティ)メンバー
・犬の複合施設WANCOTT立ち上げメンバー
・JKC愛犬飼育管理士
~犬の気持ちがわかる家族になるためのトレーニング~をベースに、
学術的な内容に基づき、トレーニングの大前提である
Welfare(福祉・愛護)
Well-Being(幸福で身体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態)
Wellness(心身ともにQOLが高い状態)
といった犬と人の気持ちの面も大切に、それぞれのご家族のスタイルに合ったトレーニングや生活環境の改善案を提供しています。
~動物愛護先進国を訪れて~
動物愛護先進国といわれるような国々の良さを参考にしつつ、日本独自の犬の文化を確立していけたらと願っています。
私が訪れ勉強したいくつかの国では、犬を迎えるところからの考え方が、日本とは少々違っている印象でした。
そういった国々の多くでは、”生活スタイルに合った犬(犬種や特性)を選ぶ”という考え方が自然だったように思います。
イギリスでは、雑種よりもsingle breedの犬たちが多い印象でしたが、やはり生活スタイルに合わせて犬種を選ぶ方が多く、犬種についてお勉強をされてから迎える方が多い印象でした。もちろん、100%ではないのですが。
パピーを迎えたらすぐにクラスを受ける、そんな文化が根付いている印象でした。それが、教育の始まりであり、家族と社会へ問題なく出ていくための第一歩になっているのです。
人の学校でなんかも、犬との関わり方や挨拶の仕方などを普通に先生が話するのです。日本の学校でそんな話をするところは、どのくらいあるのでしょう・・・
アメリカSFでは動物保護施設にいる犬たちの中から、その犬のバックグラウンド(どういった経験をしていて、なぜ保護施設にいるのか)や性格、特性などを見て、生活スタイルや家族との相性を考えて選び、迎えるというスタイルが多いのが印象的でした。
イギリスと違って保護施設内も街にも雑種の犬たちが多かったです。サンフランシスコにもSPCA(大型保護施設)があり、そちらの
トレーニング施設へも勉強しに行ったことがありますが、保護施設から迎えたら飼い主は保護施設のトレーニングクラスを受けます。
犬を迎えたらトレーニングを受ける、それは、犬だけに受けさせるのではなく、自分たちが異種の犬と生活するためにトレーニングを受ける、正しく関わるため(人と生活できるように正しく育てる)には勉強が必要不可欠だからです。
それが日本でも当たり前になることが理想的であると考えます。
そもそも、どういった場所から、どんな犬を迎えるか、
という選択するための情報や知識を得る場所も少ないように思いますし、犬を迎える際、また、迎えてすぐに、どういったことが最初に必要なのかを教えるべき立場の人も、提供する情報が少なく、
根拠のない情報もあふれているように思います。
日本でも、社会化やトレーニングが重要だと考える獣医さんが多くなりましたし、パピーパーティや犬のようちえんなどの施設も増えてきましたが、適切な説明ができて、適切な社会化やレッスンがされているところは、正直まだ一握りだと感じます。
また、犬種特有の遺伝病も後を絶ちません。不適切なブリーディングや、心身ともに疾患を持つ親犬から生まれた犬を売っているペットショップも日本は多く存在し、犬を迎える方々にとって、難易度がどんどん上がっているように感じます。
そんな中で、正しい情報を得るための勉強や、ご家族に合った犬種やトレーニングスタイルを考えることはとても重要だと考えています。
それぞれの国に時代的背景や法律改正の過程、課題など様々ありますが、国々が反省点を活かして作り上げてきた文化をありがたい情報として、頭でっかちにならず、適切に取捨選択しながら取り入れられれば良いのではないかなと思います。
日本特有の問題や文化もあるのでそっくりそのまま取り入れるのが100%正しいとは言えないこともあるからです。
専門に勉強し、知識と経験を持ったトレーナーや専門家が、
正しい情報をお伝えしていけるように業界全体が底上げしていかないとです。
疑問に思ったら必ず質問する、それについて勉強する、など、犬と暮らすご家族の主体的に取り組んでいただくことが重要です。
そして、犬と生活していない方々にも、犬がいてもまぁいっか、
と自然に受け入れてもらえるように、私たちがマナー良く感じよくいられることが理想だと考えています。
犬たちに優しい社会を作れるのは犬と暮らす私たちなのですから。
ご愛犬とご家族の生活がより素敵になるように、お手伝いできましたら幸いです。
Dogtraining FifyMimyししど